京都市で子どもの歯列矯正!どんな種類の装置があるかご紹介

あごを広げて歯並び改善する拡大床

拡大床は主に子どもの歯列矯正に使われる装置で、歯が生えるためのスペースが不足する場合に使用します。拡大床によって上顎・下顎の歯を頬側へ移動させ、抜歯せずにスペースを作成。大人でも症例によっては矯正装置と併用する場合があります

拡大床は、自分で取り外しや調整ができます。治療計画通りに進めるには装着時間を長く取る必要がありますが、生活スタイルに合わせて取り外せることは患者さんにとってのメリットと言えるでしょう。

上あごを効率よく広げるクワドヘリックス

クワドヘリックスは固定式の矯正装置です。上あごの歯列を拡大させ、上の歯が生えるスペースを確保します。クワドヘリックスを使うのは、乳歯と永久歯が混在する7~12歳くらいの時期がほとんどで、奥歯が生えるためのスペースが足りない子どもに使用します

クワドヘリックスは自分で外せない装置なので、装置に食べかすなどの汚れが溜まらないよう歯磨きをしっかりすることが大切です。装置が歯茎に食い込むなど症状が出たら、歯科で調整してもらう必要があります。

骨格が狭い子に適した急速拡大装置

急速拡大装置も固定式の矯正装置で、上の6歳臼歯と前側の乳歯、または小臼歯を固定源に上顎全体を拡大するために使われます。急速拡大装置の特徴は、短期間で上顎全体の歯列を広げる装置であること。上顎骨そのものを左右に拡大するという点が、他のスペース確保を目的とする装置と違っています

急速拡大装置で上顎を広げる期間は2週間以内ですが、すぐに外すと後戻りする可能性があるので4~6カ月は装置を付けたままになります。

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