京都市で受ける小児矯正!子どもの歯列矯正についての基礎知識
歯並び改善の基礎は赤ちゃんの時期からが大事
歯並び改善の基礎は赤ちゃんの時期からと言われています
赤ちゃんのとき母乳を飲んでいた子どもとミルクを飲んでいた子どもでは、唇の形が違うものです。赤ちゃんが母乳を飲むときは、唇で乳輪をしごいて母乳を集め、強く吸い出すことで飲み込んでいます。母乳を飲んで育った赤ちゃんは唇の筋肉が発達。一方、簡単にミルクを飲める哺乳瓶を使って育った子どもは、唇の筋肉が十分に発達しないことも多いものです。口がぽかんと開いたり、口呼吸になったりすると、歯並びに悪影響が出るリスクが高まります。
治療開始に適した時期は一人ひとり違う
歯列矯正の治療は、開始に適した時期が一人ひとり違います。そのため、何歳から始めるのが良いと決めるのは難しく、いつでも始められると言えるでしょう。しかし、あごが成長期にある幼児のときから歯科医が定期的に観察することは理想的とされています。歯並びや噛み合わせはあごの形・大きさと深く関わっているので、ベストなタイミングを見極めることが大切なのです
矯正歯科医会が行った調査によれば、矯正治療を始めた時期で最も多いのは7~8歳ごろ。上下の前歯が生え変わる時期であることや、将来的な歯並びをある程度予測できる時期であることが理由に挙げられます。
小児矯正には第一期と第二期がある
子どもの矯正には、成長期にあご骨の形を整える「第一期」と永久歯が生え揃ったあとに歯を移動させて整える「第二期」があります
第一期の治療は、あごの骨格を中心にしっかりとした土台作りを行うものです。一般的には3歳から始められる治療ですが、早く始めるほど良いというわけではありません。第一期の治療が不要で第二期の治療から始める子どもも少なくないと言われています。第二期の治療は成人の矯正と同じで、矯正装置を使って行うものです。小学校高学年から中学生の、永久歯が生え揃った以降に治療を始めます。